帯広畜産大学では,大学と地域の関係性や十勝地域が持つ様々なポテンシャル,自然の美しさや生活する上での魅力などについて学ぶ「とかち学~十勝のキーマンから学ぶ~」を昨年度に引き続き今年も開講しました。
本講義では,学生生活の舞台である十勝への理解を深めることにより,学生が地域に目を向け,十勝地域を楽しみながら学生生活を送るきっかけづくりを目的としています。教員のほか,行政機関,地域団体,民間企業経営者等の学外の方を講師としてお招きし,十勝の自然や歴史,産業,企業の取組みや地域が畜大生に期待する想いなどについて,全15回の講義を実施します。
今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け,授業開始が1ヶ月遅れるなか,5月13日に第1回目の講義を,ZOOMによるオンライン配信にて実施いたしました。
第1回目の講義では,「帯広畜産大学の役割と将来像」と題し,奥田潔学長が講師として登壇しました。奥田学長は,十勝地域の様々な協力により本学が設置されたことを説明し,十勝地域の優位性として日本一の食料基地であること,高度な研究機関が集結していること等を挙げ,全国的にも恵まれた十勝地域の協力により,本学の実践的かつ高度な学びが可能となっていることを紹介しました。
オンライン配信のため,学生の反応が見えない中での講義となりましたが,聴講した学生からは,「恵まれた環境でこれから学んでいくことが楽しみ。」,「地域の方々の期待に恥じぬよう大学生活を送っていきたい。」といった感想が寄せられました。