農作業を通じて土や作物とふれあいながら体を動かし,家族や地域社会と交流することで心身共に健康増進を目指す農業体験事業「どきどきファーミング」で,栽培した作物の収穫が始まりました。
この事業は,本学と一般財団法人帯広市文化スポーツ振興財団との連携事業として平成28年度から実施しており,今年で4年目を迎えました。今年も4月から10月まで全10回の日程で,秋本正博准教授(植物生産科学分野)の説明,指導のもと,今年は十勝の代表的な作物であるジャガイモや小麦,大豆の他サニーレタス等,約16種類の野菜を栽培しています。
参加者の皆さんは,種イモの植え付けや,栽培する野菜類の苗づくりから始め,雑草の草むしりや大根等の間引きなどを行いながら,作物の生長を見守ってきました。あいにくの天候がつづいた時期もありましたが,作物の生育はほぼ順調で,7回目の活動日には,じゃがいも,大根,キャベツ,枝豆などの野菜を収穫しました。参加者は自分達が世話をしてきた作物の収穫を大変喜んでいる様子でした。
残すところあと数回の活動となりましたが,今後は麦の脱穀などを行い,最終日には収穫した作物を用いて収穫祭を行う予定です。自分で栽培した作物を実際に食べることの喜びを通じて,心身の健康増進だけではなく,農業への関心や食育にもつながることを期待します。
青空の下で秋本准教授による農作業の説明
たくさん採れました!