7月29日(月)から8月2日(金)までの5日間にわたり,北海道総合農学研究会主催の「第63回農業実験実習講習会」をかしわプラザで開催しました。
本講習会は,本学の教員を主な講師陣として,農業高校教諭の資質向上を目的に例年開催しており,全国の農業高校から9名の教諭が参加しました。
今年度は,最新の農業情勢である「GAP・ハラル・HACCPの市場分析と農業機械のスマート化」をテーマに,食品安全に関わるそれぞれの認証について,国内外での必要性や市場分析を考察しながら理解を深めた他,グループワークでは,受講者が農産物の6次産業化に関するビジネスプランを作成し,グループごとに発表後,その内容について活発な意見交換が行われました。
また,農業機械のスマート化に関する講義では,十勝における農業の歴史的背景や実状を知るとともに,ロボット技術やICTを駆使した最新のスマート農業について研究事例に触れながら学んだ他,実際にとかち農機具歴史館見学や大学のロボットトラクタ―の試乗体験をしました。
参加した教諭からは,「講習を受講するなら大規模農業のある十勝でと考えていた。講義だけではなく,無人トラクターの精密さを実際に見ることができて感動した。」,「少し前に知り得た情報をはるかに上回る方法で農業が行われており非常に勉強になった。」等の声があり,非常に充実した講習会となりました。