令和元年春の叙勲において、宮本啓二名誉教授及び小栁敏郎名誉教授が瑞宝中綬章を受章されました。
宮本名誉教授は永年にわたって、農業機械学の教育、研究を通して多数の人材を育て、社会に送り出すとともに、北海道の畑作農業や酪農における技術的諸問題を積極的に研究テーマとして取り上げられ、その研究成果は地域農業の発展に大きく寄与されました。また、省庁地方局や地方自治体をはじめ、各種団体が設置する数多くの審議会、委員会の委員や会長として活動し、地域の発展に尽力されました。さらに、国際協力事業団の事業を通して、発展途上国支援に携わり、国際貢献に努められました。
小栁名誉教授は永年にわたって、本学の教養課程における物理学関係の教育と地球物理学を基礎とした地震と地盤などに関する研究に努められました。また、学内における各種委員や情報処理センター長を歴任し、学内におけるコンピュータの運用や改善に尽力されてきました。センター長として、道内の大学間の各種情報交換の機会となった道内国立大学情報処理センターの連絡会議を創設されました。地域社会に対しても研究・教育分野を通じて多大な貢献をされました。
栄えある叙勲を受けられましたことをお祝い申し上げます。