原虫病研究センターの加藤健太郎准教授が,平成30年度北海道科学技術奨励賞を受賞しました。
この賞は,北海道の発展に寄与することが期待される科学技術上の優れた発明や研究を行い,今後の活躍が期待される若手研究者に対して,北海道が知事表彰として贈呈しているものです。
加藤准教授は,北海道の基幹産業の1つである畜産業に大きな経済的打撃を与える原虫感染症の中で,人獣共通感染症であるトキソプラズマ症やクリプトスポリジウム症を主な研究対象に特に感染対策技術の研究開発を行いました。
これまでに開発した抗原虫薬のシーズが,動物薬として市場に投入されることにより,将来的に北海道を含む全国の畜産業,医療における原虫病対策に貢献し,畜産,食肉,食品加工等幅広く関連産業における生産力が向上し,北海道経済の活性化に繋がっていくものとして高く評価されました。