3月28日(火)本学会議室において,奥田 潔学長及び井上 昇理事から,原虫病研究センターと動物・食品検査診断センターの2施設において,試験所能力を国際的に証明するISO/IEC17025: 2005の認定を取得したことを記者発表しました。
このISO/IEC17025規格は,試験所が正確な測定結果を生み出す能力があるかどうかを,権威ある第三者認定機関が認定するものです。
認定された検査は,原虫病研究センターにおいては,世界で唯一の原虫病専門の国際獣疫事務局(OIE)コラボレーティング・センター及びレファレンスラボラトリーとして実施している,動物疾病の診断(確定診断)のうち「OIE Manual of Diagnostic Tests and Vaccines for Terrestrial Animals 2016に基づくウシバベシア病,ウマピロプラズマ病及びスーラ病のPCR法を用いた原虫病DNA判定試験」の3分野で,動物・食品検査診断センターにおいては,”農場から食卓まで”の食の安全性確保を目標に,畜産物の生産から流通・消費に至る様々な危害に対応する教育研究拠点,大学内検査拠点として,受託検査を提供している「食品衛生検査指針微生物編による一般生菌数試験」です。
井上理事は,「今後は,国際認定された検査能力を教育・研究活動へ展開するとともに,本分野の先駆者として社会・地域産業への貢献に活用して行きます。」と説明しました。