7月31日(月)に1年生の全学農畜産実習の授業で,これまでの集大成として収穫祭を行いました。
この授業は,「Farm to Table」に対応した広い視野の知識を提供するため,平成15年度入学者から必修科目として開設し,新入生約250名(共同獣医学課程・畜産科学課程)全員が参加する,本学カリキュラムにおける特徴的な科目です。
この実習は,土作りからバレイショ,豆,野菜等を育成する「栽培育成実習」,1クラスごとに豚一頭を飼育する「飼育管理実習」,食品加工実習施設において,飼育した豚のと殺を見学,後日,その肉を解体し,ソーセージ等を作る「肉食品生産」,畜産フィールド科学センターにおいて,搾乳を体験し,牛乳からアイスクリーム等を作る「乳食品生産」を行うものです。それらの実習を通して,「農業,畜産の基本は,生き物を大切に育て,それが犠牲となり,私たち人間の食料となっていること」を学び,農畜産への幅広い知識と体験によって,専門職業人としての必要な見識や問題意識を育てることを目的としています。
収穫祭当日は,前日からの雨により畑での収穫作業はできませんでしたが,最初に,奥田学長から,この授業の意義等の挨拶があり,その後,共同獣医学課程クラス代表の日隈悠太さんから「いただきます。」の発声で,自分達が飼育した豚の肉や加工したソーセージ,3種類⦅メークイン,アンデスレッド,男爵(だんしゃく)⦆のイモ煮,ズッキーニ,サニーレタス等の野菜,抹茶味等3種類のアイスクリームを食べて,全員で収穫を祝いました。
クラスの学生達から,この日,誕生日だった学生へ,お祝いのスイカのプレゼントもあり,大いに収穫祭を楽しんでいました。