カルシウム不足で死んでしまう牛を救え

乳牛は分娩後に乳生産を開始しますが、乳中に大量のカルシウムが流れ込むため、母牛の血液中のカルシウム濃度が低下します。これが原因で北海道だけでも年間4万頭の牛が消化管運動の低下や立ち上がれなくなるなどの症状を起こし、そのうち4千頭が死亡しています。そこで、血液中のカルシウム濃度の状態を誰でも簡単にチェックできるよう、心電図波形から計測するシステムを開発しました。