松長 延吉 准教授 MATSUNAGA Nobuyoshi

My Dream反芻動物を栄養生理学的観点から紐解く

研究テーマ反芻動物の代謝ホルモン動態は単胃動物とはどう異なるのか?研究と応用

研究分野

家畜栄養生理学, 内分泌代謝

キーワード

反芻動物, 栄養, 代謝ホルモン, 血液検査

卒業研究として指導可能なテーマ

  • 反芻動物を用いた内分泌反応における栄養生理学的解明およびその応用

メッセージ

動物実験を行うことが多いので、実際に動物を扱うことができます。

学位 博士(農学)
資格 第1種放射線取扱主任者免状
自己紹介

富山県出身です。これまでおもに反芻動物の成長ホルモンをはじめとした代謝ホルモン分泌機構の解明に携わってきました。今後も代謝ホルモンについて考察を深めていこうと思います。

居室のある建物総合研究棟1号館
部屋番号S3105-4号室
メールアドレス matsuna atmark obihiro.ac.jp

所属・担当

研究域生命・食料科学研究部門/家畜生産科学分野/生命科学系
学部(主な担当ユニット)家畜生産科学ユニット
大学院(主な担当専攻・コース)畜産科学専攻家畜生産科学コース

研究紹介

反芻動物は単胃動物と異なり反芻胃をもつことが特徴で、消化・吸収などの栄養学的視点だけでなくそれにともなう代謝も異なる。代謝的違いが生体調節に影響を及ぼし、内分泌系および神経系の反応や応答に異なるメカニズムが存在する。この違いを研究し、応用に生かせることを目標にしている。

近年、遺伝子解析により様々な作用をもつ新しいペプチドホルモンが発見されており、その作用および作用メカニズムについての研究が急がれている。しかしながら、ホルモンの作用だけでなく、動物の成長促進をはじめとした栄養メカニズムなどに応用する研究は進んでおらず、この点に重点を置く必要がある。

そのため、写真に示したような第2抗体を固相したイムノプレートを用いて標識抗原を競合反応させ、酵素を用いて発色させその吸光度を測定する酵素免疫法や時間分解蛍光法などの手法を用いて、最初にこれらホルモンの測定技術を開発する必要がある。

代謝ホルモンの測定の実際

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

  • 反芻動物の下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)が及ぼす各種代謝ホルモンに及ぼす影響に関する研究
  • 各種代謝ホルモン測定技術の確立
関連産業分野 畜産, 栄養, 血液検査
所属学会 日本畜産学会, 家畜栄養生理研究会, 北海道畜産草地学会, 日本内分泌学会
学歴・職歴 1987年 東北大学 農学部 畜産学科 卒業
1990年 東北大学 大学院農学研究科 畜産学専攻 博士課程前期終了
1991年 東北大学 大学院農学研究科 畜産学専攻 博士課程後期中退
1991-2007年 帯広畜産大学 畜産学部 助手
2007-2014年 帯広畜産大学 畜産学部 助教
2014年- 現職