石田 惠香 特任助教 ISHIDA Satoka

研究テーマ家畜のフィールドにおける大規模データを用いた分析の応用

My Dream統計分析から現場へ応用できる技術を開発する

所属・担当

研究域生命・食料科学研究部門/家畜生産科学分野/生命科学系
研究分野 統計学, 家畜育種学
キーワード 統計分析, 遺伝的改良, 乳牛, 暑熱ストレス, 代謝

研究紹介

私は、日本全国の酪農現場から集められる牛群検定記録と呼ばれる大規模データを用いて、乳牛の生産性や健康に関わる要因を統計的に解析しています。特に、地球温暖化の進行により深刻化している暑熱ストレスへの耐性に注目し、乳量や繁殖成績との関係を明らかにする研究を行ってきました。数十万頭規模のデータを扱うことで、個々の農場では見えにくい全体的な傾向を捉え、持続可能な酪農の発展に資する知見を提供することを目指しています。統計学やデータサイエンスの力を駆使し、現場の課題に科学的根拠をもって応える研究を日々進めています。

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

乳牛の暑熱ストレス耐性における遺伝的能力改良のための研究
乳牛の代謝状態に関する研究

所属学会 日本畜産学会, 北海道畜産草地学会
学位 博士(農学)
自己紹介

栃木県出身。父が家畜改良センター職員だったため幼少期から家畜が身近にいたこともあり、家畜への興味が強かったため本学へ入学しました。現在は家畜における大規模データを用いた分析を行っています。趣味は、釣り・ランニング・ハイキング・スキーです。

居室のある建物総合研究棟Ⅰ号館

メッセージ

大規模データをコンピューターで整理・分析することで、個々の農場では分かりにくい全体の傾向や隠れたパターンを見つけることができ、より良い管理方法や育種戦略へと繋がり、目に見える形で産業へと応用されることもあります。これは、研究を行っている中でとてもやりがいを感じる瞬間です。データ解析の力で畜産業の未来をよりよくしていきましょう!