家族を呼びよせて一緒に暮らすことは、留学生にとって精神的な支えになる一方で、言葉の通じない異国で暮らす家族の日常生活をサポートするために勉強や研究の時間を取られたり、費用の面で、留学生の負担になったりすることもあります。家族の呼びよせについては、留学の目的や本来するべきことを十分考慮した上で慎重に判断してください。
もし留学中に家族を連れてきたいと思ったら、その時期について考える必要があります。留学生も家族も日本での生活を有意義に過ごせるよう家族を呼びよせるにあたっては、住居の確保や経済的な面も含めて準備を整え、留学生本人が日本の生活に慣れてから行うことをおすすめします。これまでの例から生活に慣れてくる来日後半年くらいで呼びよせるのが問題が少ないと思われます。
ここに留学生が家族を呼びよせるにあたり必要と思われる手続きや家族を呼びよせる前に考慮すべき事項について記載しました。家族の呼びよせは留学生自身の責任で行うことになりますのでよく読んだ上で、指導教員と相談してから考えてください。また、家族の呼びよせは、必ず指導教員から了承を得てください。
1. 家族の査証(ビザ)取得の手続き
1-1. 家族を呼びよせるとき(在留資格認定証明書の交付申請)
来日後留学生が家族を呼びよせるときには、査証を速やかに発行するため在留資格「家族滞在」を得る必要があります。「家族滞在」の在留資格で日本に滞在できる家族は、留学生の扶養を受ける配偶者と子供です(親や兄弟は対象となりません)。また、留学生本人が安定的・継続的な扶養能力を有していることが必要とされます。家族が90日以内の「短期滞在」をする場合は、「在留資格認定証明書」を取得する必要はありません。
在留資格認定交付申請書の手続きは、留学生本人が家族の申請代理人として、最寄りの出入国在留管理庁で家族の「在留資格認定証明書」の交付申請を行ってください。
入管HP
1-2. 家族の在留期間更新
「家族滞在」の在留資格も留学生のものと同様、更新が必要です。在留期限の前に出入国在留管理庁で手続きをしてください。有効期限が切れる3ヶ月前から更新申請が可能です。
入管HP
1-3. 赤ちゃんが生まれたとき
子供が生まれてから60日以上日本に滞在する場合には、その子供について出入国在留管理庁で「在留資格取得の申請」をしなければなりません。申請は出生から30日以内に行って下さい。病院から発行される出生証明書が必要です。また、申請は子供の父または母が行うことになります。
入管HP
2. 子供の教育
2-1. 保育園
保育園は、両親が働いていたり学生だったりして、日中(8:00~18:00)子供の世話が十分できない場合に0歳から小学校入学前の乳幼児を保育するところです。申請には就労あるいは就学等の証明書が必要です。
国や市から補助があり、家族の収入に応じて保育料(全額免除~8万円)が異なります。また希望する保育園に空きがあるとは限りません。詳しくは帯広市役所こども課へ問い合わせてください。
■帯広市役所こども課連絡先:0155-65-4151
※連絡は日本語、または帯広市役所親善交流課(0155-65-4133)へ外国語でのサポートを依頼してください
2-2. 幼稚園
幼稚園は、3歳から小学校入学前の幼児を保育し、心身の発達をはかる教育施設です。入学金、授業料がかかりますが、家族の収入によって減免制度があります。申請時期は毎年11月(4月入学)です。詳しくは最寄りの幼稚園に問い合わせてください。
2-3. 小学校・中学校
日本では、小学校の6年間と中学校の3年間は義務教育です。外国人登録をしてあれば、市役所から就学通知書が保護者宛に届きます。公立の小学校・中学校では、入学料、授業料や教科書は無料ですが、給食費、補助教材、遠足や修学旅行、PTA会費等の経費がかかりますので、各学校で確認をしてください。
3. 出産・育児
3-1. 出産費用
出産関係の費用は国民健康保険の対象とならず、費用負担は各回の検診や出産費用で普通40万~50万円かかります。出産後、国民健康保険から出産育児一時金42万円(2023年)の支給がありますが、これを出産の前に医療機関が受け取って出産費用の一部にあてるなどの補助制度があります。
3-2. 母子手帳
妊娠中の母親に対して、帯広市では保健福祉センターで母子手帳が交付されます。母子手帳には妊娠中の経過、妊婦や母親になったばかりの人へのサービス、子供の成長の記録や予防接種の記録などが記載できます。定期検診などで病院または産婦人科へ行くときは、母子手帳を持参して下さい。医師が重要な記録事項を書き入れます。詳細に関する問い合わせは、保健福祉センター(0155-25-9722)国際交流親善課へして下さい(電話:0155-49-4133, 0155-49-0122)が英語で対応します。
3-3. 出生届
子供が生まれた日を含めて14日以内に帯広市役所へ届出をします。(期間満了日が休日や祝日の場合は、その翌日までとなります)
必要なもの
(1)出生届1部(出生証明書のついた届出用紙を病院から受け取り、出生届の項目を記入してください)
(2)届出人の印鑑
(3)母子手帳
(4)健康保険証
3-4. 子供の在留資格認定証明書の取得
1-3参照
3-5. 子供のパスポートの取得
在日大使館へ問い合わせの上、必要に応じて取得手続きを行ってください。
4. 家族向け住居
帯広畜産大学の留学生寮(国際交流会館)には家族向けの居室もありますが、部屋数に限りがあり、必ず空きがあるとは限りませんので、事前に必ず確認をして下さい。入居期間は1年となっていますので、留学期間が1年以上の場合、民間のアパートか市営住宅へ引っ越す必要があります。市営住宅は、大学から離れているためバスや車での移動時間や交通費について考慮して下さい。
5. 生活費
1ヶ月にかかる生活費のおおよその目安です。
https://www.studyinjapan.go.jp/ja/statistics/daily-life/
6. 病院
6-1. 保健管理センタ-
「留学」の在留資格を持っている本学の留学生は、大学内にある保健管理センタ-にて、初期の治療や相談、健康診断の受診ができます(健康診断は、正規学生のみ受診できます)。家族滞在で来ている方は、保健管理センターで受診できませんので、市内の病院を受診して下さい。
6-2. 市内の病院
家族が病気になったら、市内の病院では以下のような手続きが必要になります。
- 健康保険証と診察券(お持ちの場合)の提出
- 問診票の記入
- 診察・治療
- 会計および次回の予約
- 薬の処方を受けた場合は、処方箋を持って調剤薬局にて購入して下さい。
- 薬局での会計
診療時間は病院によって異なります。また、病院内で英語で対応できるのは、基本的に医者のみと考えてください。事務職員や看護士とは日本語でのコミュニケーションになることを想定して下さい
その他
最寄りの入館は以下のとおりです。
※北海道外国人相談センターでは、入国手続きや在留手続きに関する相談を日本語以外の外国語(英語、中国語、韓国語、スペイン語等)で対応しています。
札幌入国管理局
住所:〒060-0042 札幌市中央区大通り西12丁目札幌第三合同庁舎
電話:011-261-7502
受付時間:9時~12時, 13時~16時(土・日・休日を除く)
アクセス:帯広~札幌間はJRで片道約2時間半、¥7,020円(往復割引あり)
釧路港出張所
住所:〒085-0022 北海道釧路市南浜町5-9 釧路港湾合同庁舎
電話:0154-22-2430
アクセス:帯広~釧路間はJRで片道約1時間40分、料金は片道¥4,880(往復割引あり)
受付時間:9時~12時, 13時~16時(土・日・休日を除く)
注意事項
上記の事項はこの書類が作成されたとき(2023年2月)の最新の情報です。留学生の皆さんはこの中に記載されている各担当機関へ必要な事項について確認することが大切です。他の留学生や日本の他の地域で学んでいる同郷の人から家族の呼びよせに関する情報をもらっているかもしれませんが、住んでいる地域や大学によってその条件は様々ですので、同じような取扱いにならないことがあります。再度お伝えしますが、必ず関係機関へ知りたい情報について事前に確認して下さい。家族に関する諸手続(ビザ、学校、健康)については、留学生が責任を持って行ってください。学生支援課では必要な証明書の作成以外は行えませんのでご了承ください。
問合せ先
学生支援課 留学生係
✉️ rgk★obihiro.ac.jp ※メールアドレスの★を@に変えてください。