野生動物の目線になって見てみよう!!

野生動物はいろいろなところで暮らしています。
散歩をしながら身近な野生動物の暮らしを探っていこう!

今回登場する野生動物たち(画像をクリックすると動物の説明がでます)

エゾリス
野ネズミ
(写真はアカネズミ)
キタキツネ

 

 

 

 

 

 

 

【学校の先生・保護者の皆さまへ】
このサイトは全天球(ぜんてんきゅう)カメラで撮影した画像を掲載しています。画像の操作方法はこちらをお読みください。なお,全天球カメラの画像を見続けると乗り物酔いのような症状がでる事がありますので,休憩を入れながら見るようにしてください。また,閲覧の際はスマートフォンよりもパソコンでの閲覧を推奨いたします。(スマートフォンでは全天球画像が正常に表示されない場合がございますので予めご了承ください。)

エゾリスの目線になってみよう!

北海道に広く生息するエゾリスは住宅地の近くの公園などにも暮らしています。樹上性(じゅじょうせい)のエゾリスはなるべく木の上にいて,天敵であるキツネやネコから逃げられるようにしています。

エゾリスから私たち人間はどうのように見えているだろう?

約3mの高さの樹上にいるエゾリスの世界をエゾリスになって見てみよう。

リスがみてる_大学構内 – Spherical Image – RICOH THETA

 

野ネズミとキタキツネの目線になってみよう!

川の近くなどには小さな林(河畔林(かはんりん))があったりします。こんな林には野ネズミやそれを餌とするキタキツネやアライグマなどが暮らしています。

野ネズミは天敵に食べられないようにできるだけ隠れて活動しなくてはいけません。野ネズミにはどのような世界が見えているだろう?野ネズミの目線になってみよう。

ネズミ目線(隠れ場所) – Spherical Image – RICOH THETA

野ネズミはどんな所に隠れていたかわかりましたか?人間の目線で見ると実は右の写真にある草むらの中に隠れていました。しげった葉っぱが屋根のように野ネズミを天敵から隠してくれていますね。

では,もし隠れるところが少ない場所だとどうでしょうか?

ネズミ目線(オープン) – Spherical Image – RICOH THETA

 

周りをぐるっと見渡した時に天敵のアライグマに見つかってしまいましたね。

次は天敵であるキタキツネやアライグマの目線になってみよう。

動物目線 – Spherical Image – RICOH THETA

最後に,私たち「人間」の目線になってみよう。下の画像は小学生(身長約140cm)の目線です。野ネズミやキタキツネの目線とどれくらい違うかな?すこし地面が高くなり,キツネの目線と比べ葉っぱなどの草木が小さく見えますね。

人目線(小学生) – Spherical Image – RICOH THETA

動物には道路はどう見えている?

動物が道路を横断するときに,走っている車と衝突事故を起こすことがあります。衝突事故は動物に被害が及ぶだけではなく,車を運転している人間にも,車が壊れたり,怪我を負ってしまう危険があります。では、実際に道路脇にひそんでいる動物からは車はどのように見えているかな?

まずは,道路脇に草が生えていないところ,周りの様子がよく見えますね。

道路_オープン – Spherical Image – RICOH THETA

今度は周りに草がしげっているところ,上の画像と比べて,道路の見え方はどうかな?

道路_草むら – Spherical Image – RICOH THETA

しげった草で近くの車しか見えませんね。しかし,野生動物はこのような草がしげった場所から道路を渡ります。そこで、動物が道路で事故にあわないよう,色々な工夫がされています。

例えば,右の写真のようにフェンスを作って動物が道路に侵入しないようにします。

でも,これでは動物は道路の向こうへ行くことができなくなってしまいます。

そこで、動物用の橋やトンネルを設置している場所もあります。

高速道路上にある動物の橋
動物や人間が歩くことができるトンネル

 

 

 

 

 

 

 

他にもモモンガやリスなどの小動物のための橋もあります。

赤丸の棒から棒へモモンガが滑空(かっくう)して移動します。
リスや小動物が渡ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちのすぐそばで,多くの野生動物が暮らしています。野生動物と一緒に暮らしていくために,私たちは何をしたら良いのか考えてみましょう。