環境農学研究部門の宮竹史仁教授が、2025年度「日本農業工学会賞」を受賞し、令和8年5月9日(土)に東京大学で開催された「日本農業工学会2026受賞式」において表彰されました。
日本農業工学会は、農業工学分野に関する学術・技術の発展を目的とした学術団体であり、農業施設学会、農業食料工学会、農業農村工学会、日本農業気象学会、日本農作業学会、農村計画学会、生態工学会、日本生物環境工学会、農業情報学会、農業電化協会の10団体によって構成されています。
日本農業工学会賞は、農業工学分野において優れた学術的・技術的成果を挙げ、当該分野の発展に大きく寄与した研究者に授与される賞です。
今回の受賞題目は「環境低負荷型堆肥化の機構解明と自動化技術の開発」です。
この研究では、家畜ふん尿などの有機性廃棄物の堆肥化過程における発酵特性や微生物反応、温室効果ガスおよびアンモニアなどの環境負荷ガス発生メカニズムの解明に取り組んできました。また、通気制御やバイオ炭利用による環境負荷低減技術の開発を進め、良質堆肥の安定生産と環境負荷低減の両立を目指した研究を展開してきました。さらに、寒冷地に対応した堆肥化システムや堆肥化ロボットの開発にも取り組み、堆肥化作業の省力化・高効率化に資する研究成果が高く評価されました。
なお、本研究の一部は、内閣府「地方大学・地域産業創生交付金」(十勝型フードシステムの形成 ― 農畜産と食品加工の連携による価値創出 ―)の取組とも関連しており、持続可能な資源循環型農業の推進や、畜産由来環境負荷の低減、さらには次世代型堆肥化システムの実用化に貢献するものとして期待されています。

