令和7年7月17日(木)、トヨトシ マリオ マサユキ駐日パラグアイ共和国大使が帯広畜産大学を訪問されました。
今回の訪問は、昨年就任された大使が、北海道や日本との交流を深めることを目的として実施されたものです。
はじめに、パラグアイ出身の留学生1名をはじめ、帯広-JICA協力隊連携事業を通じてパラグアイで短隊員として活動を行った学生6名及び教員2名と懇談されました。学生たちは、現地での活動を通して印象に残っている出来事や学びについてお話しし、大使からは、帯広畜産大学での学びが実社会での実践につながっており、畜産・酪農分野における貢献がパラグアイでの生産性や品質向上に寄与している、とのお言葉をいただきました。
続いて、JICA草の根技術協力事業の一環として、パラグアイ国内で農家や獣医師への指導を行っている木田克弥客員教授より、これまでのプロジェクト活動の成果について紹介がありました。
その後は長澤学長を表敬訪問され、意見交換が行われました。長澤学長からは、帯広畜産大学の学生がパラグアイで貴重な学びの機会を得ていることへの感謝が伝えられ、大使からは、長年にわたる継続的な支援に対する謝意が述べられました。
最後に、学内施設の見学が行われ、上川大雪酒造碧雲蔵では、川端慎治総杜氏(本学客員教授)と酒造りの歴史や海外における日本酒や酒用米などについて意見交換をしました。大使は、パラグアイ国内には水が豊富にあること、日系コミュニティでは米の生産が行われていることから、パラグアイでの酒造りに強い関心と意欲を示されました。
トヨトシ大使と長澤学長(左から)
留学生、協力隊経験学生、関係教員ら
木田客員教授(左から2人目)によるプロジェクト活動の説明
碧雲蔵の見学