8月31日(土)に音更町で開催された「第33回北海道肉用牛共進会」において、肉牛サークルが生産した和牛「もね」が第1部門の優等賞2席のうちの1頭に選ばれました。
北海道肉用牛共進会は、北海道内の各地区から選ばれた黒毛和種(肉用牛)の代表牛が集まるコンテストで、月齢などの条件別に10部門で日頃の改良と飼養管理の成果が競われるものです。
肉牛サークルは現在約40名が在籍しており、牛の哺乳や餌やり、徐糞など牛のお世話を行い、飼養管理に関わる活動を行っています。学内には他にも牛に関するサークルはありますが、本サークルは肉牛に特化した活動を行っており、特別課外活動では、十勝の農家や家畜市場、共進会へ訪問し、肥育などについても学んでいます。
また、今回出品された「もね」は、昨年4月に本学で生まれ、生まれてから9か月の間、肉牛サークルのメンバーらによって育てられたのち、武隈ブリーディングファームによって購入されました。共進会出品に向けて調教された「もね」は生後11か月以上24か月未満の部門に出品され、発育や体形などが高く評価されました。
肉牛サークルの代表を務める中原葉南さんは「もねは、離乳後の立ち上がりが悪く大変だった。1 か月間増体がゼロで、毛の生え変りもよくなかった。当初は下痢もひどく、すごく苦労した。」と語りました。
肉牛サークルのメンバーに指導を行っている撫教授は「もねが生まれてから9か月間、中原さんを中心に学生のみんなが愛情をもって育ててくれた。そのおかげもあり、もねは人に慣れ、人を怖がらない牛になった。調教しやすい牛に育ったのは学生のおかげ。」と述べました。