8月26日(土),おびひろ動物園にて「モモンガってなんだ?夕暮れモモンガ観察会」を開催しました。
本観察会は,モモンガ(エゾモモンガ)の生態について学び,実際に野生のモモンガを観察することにより,身近な野生生物への理解を深めることを目的として,帯広市との連携事業及び本学の「野生生物保全管理技術養成事業」の一環として実施したものです。
当日は,子どもから大人まで29名が参加しました。はじめに,動物園センター内で,環境農学研究部門の浅利裕伸准教授が野生のモモンガの生態について紹介しました。参加者は,モモンガの食性や生活サイクル,夜行性であるため日没直後に観察しやすいことなど,モモンガの習性や観察のポイントを学びました。
その後,日没に合わせて閉園後の動物園内を散策しました。樹上に現れたモモンガが,滑らかに滑空し離れた樹木へ着地する様子を,参加者は熱心に観察しました。野外での観察が終わり動物園センターへ戻った後も,標本や食痕を観察しながら,モモンガへの理解を深めました。
なお,本観察会は,専門家の指導のもと実施しました。個人で野生生物の観察を行う際には,野生生物の生活,周囲の生態系及び近隣住民等への影響が無いように十分ご配慮ください。