9月1日(木),9月2日(金)の2日間にわたり,帯広畜産大学にて野鳥(一般鳥類)講習会を開催しました。
本講習会は「野生生物保全管理技術養成事業」の一環として,野鳥の観察・同定技術,保全知識の向上を目的に,野生生物の保全管理に関する業務を行う民間企業や行政機関の方を対象に昨年度から実施しています。今年度は本学学生を含め19名が参加しました。
講師として日本野鳥の会オホーツク支部長の川崎康弘氏にお越しいただき,1日目の講義では,鳥類の保全と調査スキルの向上について学びました。2日目は早朝7時に大学へ集まり,構内や周辺河畔林で双眼鏡と鳴き声を頼りに野鳥を観察し,定点観察の練習をするとともに識別のポイントを学びました。受講者は静かな大学構内に響く野鳥の声を必死に聞き分けながら,種の判別を行いました。
受講者からは,「普段の実務だけでは得られない,最近の調査方法の動向や自己研鑽方法を学ぶことができ,大変参考になった」,「野外実習では,実際に定点観察を行うことで講師や他の受講生の着眼点,自分の調査スキルを知ることができ,自己研鑽の励みになった」といった感想が寄せられました。