5月21日に,帯広畜産大学と北海道中小企業家同友会とかち支部が連携して,十勝の牧場を巡るバスツアー「十勝旅~初夏の牛乳編~」を開催しました。本事業は,学生に十勝についての知識を深めてもらい,十勝の魅力を感じてもらうことで,より充実した学生生活を過ごしてもらうことを目的として実施したものです。
今回のバスツアーには1年生19名が参加し,それぞれ特色の異なる4つの牧場を訪問しました。
日本では希少なジャージー牛を飼育する十勝加藤牧場(帯広市)では,牛舎や乳製品加工場を見学しました。坂根牧場(大樹町)では,アニマルウェルフェア認証や自社チーズ工房についてお話を伺い,昼食はMEMU EARTH HOTEL(大樹町)で坂根牧場の牛肉を使用したカレーライスを味わいました。サンエイ牧場(大樹町)では,2,500頭もの牛を飼養しその排泄物を処理して発電するバイオガスプラントを利用した循環型大規模酪農について学びました。最後に訪れた菊地ファーム(広尾町)では,新規就農秘話や,自社の牛の生乳や肉を活かしたカフェについてお話を伺いました。
学生たちは,見学先で積極的に質問を行った他,バスの中でも,北海道中小企業家同友会とかち支部の方々から酪農をはじめとする十勝の産業についてお話を聞き,十勝の酪農産業について理解を深めました。
参加した学生たちからは,「それぞれの牧場ごとの経営理念や運営方式が異なり,多様な酪農形態を知ることができた」「大学で学んできたことが実際の酪農の現場で行われていることと結びつき,理解が深まった」と感想が寄せられました。





