2月2日(日)に,帯広市児童会館で開催された冬まつりに本学の教員及び学生が参加し,科学実験教室を開催しました。
人間科学研究部門の小嶋道之教授と板谷篤司准教授の指導のもと,児童等を対象に科学実験のボランティア活動を行うSVAサークルの学生らが,来場者と一緒に「スリットアニメの体験」や「象の歯磨き粉」,「10円玉と1円玉で電池をつくろう」など,全部で7つの実験を行いました。
このうち,「スリットアニメ体験」は,静止画の上にスリットシートをスライドさせることにより,静止画がまるで動いているように見える手法で,錯視を取り入れたアニメーションの原形のようなものを体感してもらうことができました。この体験に関連して,ゾートロープ(回転のぞき絵)工作も実施しました。参加者は自分で作成したゾートロープを回転させてのぞき,内側に描かれた12コマのイラストが実際に動いているように見えたことに感心している様子でした。
また,「象の歯磨き粉」は,色付けした洗剤に薬品の化学反応を利用することで泡の塊が生じる実験で,次々と現れる泡の様子を興味深く感じてもらうことができ,大変人気でした。
今回の実験教室では,目で見て不思議に感じるものを実際に自分の手を使い体験することで,科学の面白さを実感してもらうことができました。この経験を通して,今後も科学への関心を高めてもらえることに期待します。