パラグアイのイタプア県(フラム市,サンフアン・デル・パラナ市,カルメン・デル・パラナ市)で進められている小規模酪農家強化プロジェクト(FOPROLEI,第2フェーズ)に派遣されている短期学生ボランティア派遣隊員4名(木枝瑛介: 畜産科学課程4年,清水明衣,竹瀬晴菜,開澤菜月: 同3年)は,元気に活動を終えました。
派遣隊員は8月19日にパラグアイ到着後,早速,酪農家の訪問調査を開始し,9月12日に全12戸の酪農家の調査と報告を終えました。活動には,青年海外協力隊員(長期隊)の山田明日霞さん,湯谷わかばさん(大学院修士課程)に加え,向井歩さん(本学2015年卒業),森松沙紀さん(大学院修士課程)らが長期第2次隊として合流し,地球の反対側で本学の同窓生が一体となって酪農の技術支援をしています。
今回は,短期学生第1次隊による本格調査開始からちょうど1年が経過しており,多くの農場ですでに乳質向上などの成果が現れてきています。しかし,ミルカー導入農家では,不慣れ,且つ不適切なミルカー操作に起因する乳質悪化の課題も浮き彫りになるなど,モニタリング調査の重要性も確認されました。これらの調査結果を,9月16~17日に3市および県庁で開催する最終報告会で報告し,第3次隊のミッションが完了しました。9月19日には帰国の途に就きます。