JICA「バリューチェーンの整備を通じた農村振興」コースの研修員が,約2ヶ月にわたり,本学及び近隣牧場等で研修を受講しました。
この研修コースは,本学が独立行政法人国際協力機構(JICA)北海道センター(帯広)からの委託を受けて実施している事業で,生産者(農村)と消費者(都会)を結ぶバリューチェーンの構築を通して,それぞれの国や地域で農村振興を計画,実行できる人材の育成を目的としています。
研修は6月17日(月)から始まり,家畜栄養,牛の乳房炎,牛乳の品質管理,牧草利用,肉生産,肉質評価,バイオガス,食品衛生などの講義と実習のほか,牧場や工場などの見学を行いました。このコースには,ボツワナ,モンゴル,スリランカ,タイなど10カ国から計11名の研修生が参加し,コースリーダーである生命・食料科学研究部門手塚雅文教授の助言の下,8月7 日(水)まで研修を実施しました。
約2ヶ月に及んだ研修の最終日には,研修で得た学びを畜産物の付加価値向上へつなげるためのアクションプランを発表し,その後の閉講式で,本学及びJICAから修了証書が授与されました。