9月20日(木)と21日(金)に,北海道大学で開催されたThe 6th Sapporo Summer Symposium for One Health(SaSSOH 2018)において,岐阜大学大学院連合獣医学研究科博士課程3年(本学配属,指導教員: 佐々木 基樹教授)のヌリアニ・アンニさん(インドネシア)がBest Data Visualization Awardを受賞しました。
SaSSOHは,若手研究者とPhDコースの学生が発表を行う国際シンポジウムで,口頭発表とポスター発表が企画されています。アンニさんは,「Morphological Studies on the Reproductive Organs of the Female Sunda Porcupine (Hystrix javanica)(ジャワヤマアラシの雌性生殖器の形態学的研究)」というタイトルでポスター発表を行い,75題のポスターの中から本賞を受賞しました。
発表内容は,ジャワヤマアラシの卵巣,卵管,子宮,膣といった雌性生殖器の形態を肉眼解剖学的,組織学的,微細構造学的に解析し,さらに性ステロイドホルモンの産生部位と作用部位を免疫組織化学的に解析したもので,今回これまで知られていなかったジャワヤマアラシ雌性生殖器の形態と性ステロイドホルモン動態が明らかにされました。
アンニさんは,「今回,このような賞を受賞でき,大変光栄に思うとともに,選出していただいたSaSSOH2018組織委員会や,ご指導をいただいた佐々木 基樹教授に深く感謝いたします。今回の受賞を,今後のさらなる研究の励みとしたいです。」と受賞の喜びを語りました。

