10月から11月にかけて,帯広畜産大学において野生生物保全管理講習会を実施しました。
本講習会は,帯広畜産大学が平成29年度から取り組んでいる「農業共生圏高度専門家育成事業」の一環として,北海道の基幹産業である農畜産業を始めとする経済活動と,自然生態系における生物多様性を両立し,農業生態圏と自然生態圏の共生を実現できる「農業共生圏高度専門家」の育成を目的に,野生生物の保全管理に関する業務を行っている民間企業や行政機関担当者などを対象に毎年実施しております。
今年度は感染症対策のため,野外実習と座学講習の実施日を分け,10月に参加者を限定した少人数での野外実習を本学で行い,11月に週1回合計4日間の座学講習をオンラインで実施し,27名が受講しました。
野外実習では講師の指導のもと,ネズミの捕獲方法や野生生物の痕跡等を学び,座学講習では,グループワークを交えながら,野生生物の保全や管理に関する講義を受講しました。
受講者からは,「業務で取り扱う内容について,有識者による講義は貴重で勉強になった」,「学んだ内容をしっかり業務で活かしていきたい」といった感想が寄せられました。

