5月14日(火)に東京大学弥生キャンパス中島董一郎記念ホールで開催された日本農業工学会の受賞式で,佐藤禎稔教授(環境農学研究部門)が農業工学会フェローの称号を授与されました。
日本農業工学会は10の学協会からなる連合組織で,フェローの称号は学問の発展に顕著な功績を継続して果たした研究者を表彰して世に広く伝えるものです。
佐藤教授は,農業をリードする北海道の大規模農業を背景として,畑作酪農における先進的な農作業システムに関する研究を行っています。
現在,大規模農業地帯でも労働力不足は深刻な問題になっており,その解決の為に,畑輪作での耕うんから播種・移植,管理・防除,収穫に至る各種作業においてロボットトラクタの普及実証に関する研究を実施しています。
また,食の安全安心確保や自動化を実現するために大型ブームスプレーヤの精密防除に関する開発研究,ポテトハーベスタの収穫作業の効率化に関する研究なども行っています。
このたびの称号授与は、これらの功績が認められたものです。
