五十嵐郁男名誉教授が日本農学賞を受賞し,4月5日(金)の授与式に出席しました。
日本農学賞は,日本農学会が昭和17年より日本の農学研究者間における最高の栄誉として授与しているもので,五十嵐名誉教授は,「家畜の原虫病に対する診断,治療,予防法の開発に関する研究」で受賞しました。日本農学賞を受賞すると,読売農学賞も授与されます。
五十嵐名誉教授はバベシアとタイレリアを対象とするピロプラズマの研究を行ってきました。ピロプラズマ病は,世界的に家畜生産に甚大な被害を与えており,先生はその監視と制御に多大な貢献をしました。
開発した診断法は,国の動物検疫に採用され,2020年の東京オリンピックの馬の検疫に使用される予定です。