5月13日(土)帯広畜産大学講義棟大講義室において,日本緑化工学会主催の「日本緑化工学会公開シンポジウム」が開催されました。
日本緑化工学会は,自然再生をテーマにしたアジアで最古の学術団体で,みどりや自然の再生,保全等に関する理論と具体的な技術について研究している学会です。
今回のシンポジウムは,昨年8月に北海道を襲った台風と長雨による戦後最大といわれている豪雨災害から見えた緑化の役割をテーマに,約80人が参加して開催されました。
このシンポジウムで,本学環境農学研究部門の辻 修教授は,「河川氾濫と河畔林の関係」について講演し,調査した多くの河川氾濫の写真を提示して,水は河畔林のない場所で周辺農家の畑へ流れ込んでいること,河畔林は自然の防波堤として河川氾濫防止のために重要であることを語りました。
このほか,このシンポジウムでは,昨年8月の北海道豪雨の特性,農業用排水施設の被害等専門家による講演が行われました。
