原虫病研究センターは,平成30年7月12日〜13日,タイ・バンコクにおいて「原虫病の制御戦略に関する国際シンポジウム」をカセサート大学獣医学部寄生虫学研究部門と共同で主催しました。タイ,日本,ベトナム,フィリピン等4ヶ国から計30名の原虫病研究者が参加しました。初日は若手研究者を主な対象としたワークショップ(「マダニの鑑別法」(白藤 梨可同センター助教),原虫のゲノム解析とバイオインフォマティックス」(山岸 潤也北大准教授),「抗原虫薬のハイスループットスクリーニング法」(菅沼 啓輔同センター特任助教(兼任)),「原虫病の分子診断法」(正谷 達謄鹿児島大学准教授)を行いました。翌日は,第一線で活躍している16名の研究者による原虫病と媒介ベクターに関する最新研究成果の発表会を行いました(添付ファイル参照)。
なお,同国際シンポジウムは日本学術振興会拠点形成事業(アジア・アフリカ学術基盤形成型)と共同利用・共同研究拠点プロジェクト事業(マダニバイオバンク整備とベクターバイオロジーの新展開)の支援を得て開催されました。


