2025年度前期の原虫病研究センター研究発表会が2025年7月23日にPKホールで行われました。この日は熱中症アラートが発令され,井上先生の「クーラーの効くPKホールで熱い議論を交わしましょう」というお言葉でNRCPDセミナーが始まりました。セミナーでは合計7人のポスドクおよび特任助教,13人の博士課程の学生が発表し,合計27人が参加しました。さらにResearch visitorとしてメキシコからいらしているAlmazán教授の貴重なお話もお伺いすることができ,私たちの住む帯広とは全く異なる環境での野生動物とtick born diseaseについて勉強することができました。ポスドク,博士課程の方々の発表では疫学から分子生物学まで多岐にわたる発表内容で,それぞれ自分とは異なる分野の発表内容に触れ,井上先生のお言葉通り白熱した議論が交わされました。これらの発表や質疑応答の経験,さらに研究室を超えた様々な研究内容の共有によって,今後の自分達の研究がより良いものになることを願っています。
(文責: 渡邉 奈々子)