高校では、数学・生物学・物理学は別の科目として学ぶかもしれません。これらを学ぶことによって、わたしたちはそれぞれの仕方で世界で起こっていること(現象)を部分的に理解することができます。しかし、その分類はごく最近の人類が暫定的にしたものと捉えることもできます。もちろん、この分類によって理解しやすくなった現象もあるでしょうが、それらの分野間にある境界から見ることによって初めて理解できる現象もあります。数理生物学、統計物理学では、数学・生物学・物理学、そしてより広い科学分野との境界に立って世界で解き明かされていない現象の理解を進めていきます。
この文を書いた人 | 太田 洋輝 准教授 |
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所属 | 研究域/人間科学研究部門/自然科学・体育学分野/自然科学・体育学系 |