私たちの研究室では、牛や馬の赤血球に感染する小さな原虫、ピロプラズマの生存戦略の謎の解明に挑戦しています。顕微鏡で微細な原虫を観察し、その遺伝子や感染の広がりを解析することで、病気の予防や治療法の開発につなげています。日本だけでなく、世界の畜産業に影響するピロプラズマ症の理解を深め、国際的に役立つ研究に取り組んでいます。見えない小さな生き物が、大きな動物の健康にどれほど影響を与えるのか、その不思議さと面白さを、一緒に体験してみませんか？

この文を書いた人	テイライアンパラム シヴァクマール　准教授
所属	原虫病研究センター／診断治療研究部門／高度診断学分野