デンプン

世界で最も食べられている炭水化物はどれか?それはデンプンに他ならない。今日,朝から何を食べたか考えてみて。朝食に食べたシリアル,昼食に食べたどんぶり飯,夕食のサンドイッチの前に午後に食べたポテトチップス。 一日にどれだけデンプンを食べたか!つまり,食事における炭水化物とは,全会一致でデンプンを指す。そのデンプンはどこにあるのか?庭に生えている数本のジャガイモや枝豆の茂み,通学路で通った米や麦の畑,ハロウィンで彫った大きなカボチャ,野球のバットのような長芋。どれもデンプンを含んでいる。

人によって髪質,目の色,肌の色が異なるように,異なる植物から採れるデンプンにも異なる性質がある。そのため,これらの様々なデンプンは,様々な種類の食品に変身することができる。パンやベーカリー製品,シリアル,ケーキ,パスタ,うどん,そば,春雨,チップスやフライドポテト,パフスナック,タピオカパールなど。デンプンは間違いなく,最も早くから広く研究されてきた素材のひとつである。 しかし,まだ発見されていないことがたくさんある。

この文を書いた人 サマンティ ペルポラゲ 助教
所属 研究域/生命・食料科学研究部門/食品科学分野/食品機能学系