帯広畜産大学 原虫病研究センター

帯広畜産大学原虫病研究センターNational Research Center for Protozoan Diseases, Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine

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ニュース

2023年3月7日

(第1回)原虫研創薬研究プロジェクトセミナー: 杉達紀助教によるセミナー講演を開催しました

お知らせ報告

2023年3月3日(金),杉 達紀 助教(北海道大学・人獣共通感染症共同研究所)によるセミナー講演「How does Toxoplasma gondii establish chronic infection?」を開催しました。

トキソプラズマは,ヒトを含む広範な温血動物に感染する可能性があります。この感染症は,未治療の場合,免疫不全患者に深刻な症状をもたらします。急性期には高速で複製するタキゾイト,慢性期には低速で複製するブラディゾイトという2つの感染ステージを中間宿主動物で切り替えることが,この寄生虫の特徴の1つです。宿主の筋肉組織への慢性感染は食肉動物からの感染源となり,ヒトの中枢神経系への慢性感染は免疫不全患者における再発感染源となり得ます。現在,本寄生虫の慢性感染を根絶する有効な薬剤はなく,本寄生虫が慢性感染を成立させるメカニズムの解明が対策に求められています。

本セミナーでは,トキソプラズマがどのようにニッチを形成し,慢性感染を成立させるかを解明する試みが紹介されました。まず,慢性期にのみ発達する寄生虫構造,すなわち寄生虫と宿主の間にある寄生胞膜の下にあるシスト壁に着目されました。構造タンパク質CST1との単純な細胞内構造共沈を行い,プロテオミクス解析を行うことで,未知のタンパク質を含むシスト壁タンパク質候補が同定されました。これらの候補の一部をノックアウトすると,慢性感染におけるシスト形成が減少した。また,同定されたシスト壁候補には,既知の寄生虫エフェクタータンパク質が含まれており,慢性感染段階においても,寄生虫はエフェクターを放出し,宿主細胞の機能を調節していることが示唆されました。また,1細胞レベルのトランスクリプトーム解析により,ブラディゾイト感染ではIFNやNF-κBシグナルなどの宿主免疫経路が抑制されるのに対し,タキゾイト感染ではそれらが活性化することが確認されました。また,この攻撃されない(?)寄生虫のステージに有効な化合物のスクリーニングの試みも紹介されました。

(文責: 西川 義文)

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