原虫病研究センターは、2019年8月14, 15日に第4回非ツェツェ媒介性動物トリパノソーマ症国際会議をフスタイ国立公園(モンゴル国)にてモンゴル獣医学研究所と共催しました。本国際会議は非ツェツェ媒介動物トリパノソーマ症(媾疫、スーラ病)及その病原体となるトリパノソーマ(Trypanosoma equiperdum, T. evansi)に関する国際学会であり、国際獣疫事務局(OIE)リファレンスラボラトリー専門家に加え世界各国から非ツェツェ媒介動物トリパノソーマ症に関する研究者が参加し、非ツェツェ媒介動物トリパノソーマ症の制御を目指して研究成果を報告しています。本学会では世界8ヶ国から30名の参加者があり、帯広畜産大学からは菅沼啓輔助教が参加し、”The screening of trypanocidal compounds extracted from Mongolian herbal plants against T. equiperdum Mongolian strains”とのタイトルで発表を行いました。発表後には多くの質問があり、今後の非ツェツェ媒介動物トリパノソーマ症の制御に資する大変有意義な学会となりました。
本研究はJICA/AMED SATREPS及び平和中島財団の支援により行いました。また本学会は帯広畜産大学原虫病研究センター 研究集会費(2019集会-2)の支援により開催されました。
集合写真
リンク
https://www.oie.int/nttat/Attached%20files/Flyer%20Mongolia_Final.pdf(フライヤー)
https://www.oie.int/nttat/events2.html(学会情報)
https://news.mn/r/2183218/(ニュース報道、モンゴル語)