6月1日-6月13日まで,菅沼 啓輔特任助教(学内協力教員,グローバルアグロメディシン研究センター)は,モンゴル国立生命科学大学・獣医学研究所を訪問し,モンゴル国西部ホブド県における原虫病の野外調査と,トリパノソーマの研究に関する打ち合わせを行ってきました。今回の訪問では過去にトリパノソーマ症の流行が報告されている,ホブド県のラクダを対象にサンプリングと血液検査を行い,トリパノソーマの検出を試みました。今回の調査ではトリパノソーマに感染しているラクダは見つかりませんでしたが,10%程度のラクダにフィラリア様の寄生虫が感染していることがわかりました。また,今年度のトリパノソーマに関する研究計画についてについてバツェツェグ所長,バツール教授らと打ち合わせを行い,研究方針を決定しました。
本事業は地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の支援のもと,2019年5月末まで実施されます。

