8月6日-8月10日まで,菅沼 啓輔特任助教(学内協力教員,グローバルアグロメディシン研究センター)はモンゴル国立生命科学大学・獣医学研究所を訪問し,トリパノソーマの研究に関する打ち合わせを行ってきました。これまでの我々の研究から,モンゴル全土で家畜トリパノソーマ症が蔓延し,家畜衛生上大きな問題になっていることが明らかになっています。我々が実施している地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)では,そのトリパノソーマ症を含む家畜原虫病の診断法の確立を目的として,国際共同研究を展開しています。今回の渡航では,今後のトリパノソーマ症に関する研究計画について,バツェツェグ所長,バツール教授らと打ち合わせを行い,研究方針を決定しました。また,モンゴルの薬草に関して豊富な知見を有するバトフー教授(モンゴル国立大学),村田 敏拓講師(東北医科薬科大学)と共同研究打ち合わせを行い,モンゴルにおけるさらなる国際共同研究の可能性も議論しました。
本事業はSATREPSの支援のもと,2019年5月末まで実施されます。

