家畜が病気になると獣医さんが治療します。場合によっては家畜を殺す必要もあります。途上国の貧しい農家さんにとって,家畜は大切な財産です。家畜が死んでしまえば,農家の生活は苦しくなります。私は獣医さんではありません。社会科学の視点からできることは何か。家畜をどのように管理しているのか,誰から家畜を買っているのか,誰に家畜を売っているのか等,基本的な農家の行動を理解することで,効果的に家畜の病気を封じ込め,農家さんの生活に役立つかもしれません。経済学と獣医学等,学問分野をまたいだ研究が必要です。
この文を書いた人 | 耕野 拓一 教授 |
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所属 | 研究域/環境農学研究部門/農業経済学分野/農業経済学系 |