スタッフ

撫 年浩

教授

研究テーマ

消費者のニーズに応える牛肉を安定的に、効率的に生産

所属・担当

研究域 生命・食料科学研究部門 家畜生産科学分野 生産管理学系

食品加工イノベーションセンター 食肉加工エリア

学部(主な担当ユニット)

家畜生産科学ユニット

大学院(主な担当専攻・コース)

畜産科学専攻 家畜生産科学コース

研究分野 家畜飼養学, 肉質・肉量評価
キーワード 肉用牛, 飼養管理, 成長様式, 肉質肉量

研究紹介

肉用牛の評価は遺伝によるところが大きいといわれています。しかし、その牛に合った栄養状態などの飼養管理を行わないとその牛の能力は発揮できません。肥育牛は哺育育成時の摂取エネルギーや反芻胃の発達によりその後の肥育結果が異なってきます。近年、肥育牛では飼料中ビタミンAを低下することで脂肪交雑(霜降り)を高める肥育方法が行われています。しかし、低下させすぎると増体性が劣り、肉量が低下するだけでなく脂肪交雑も低下することがあります。また、最近の消費者は霜降りの多い牛肉だけではなく赤身肉に対するニーズも高くなっています。このことから、繁殖を終えた経産牛肥育による赤身肉の生産技術も必要となっています。さらに、地域の未利用資源を飼料として有効に利用した肥育技術もコスト低減、SDG‘s、地域振興の観点から必要となっています。これらの課題を解決するため、飼料内容や給与量に関する研究等を行い、肥育途中の生体情報を超音波診断技術(写真参照)や血液検査の結果から成長様式を評価しています。これにより、なぜこのような肉質肉量になったのか、その原因を詳細に検討します。

図1 肥育前期の超音波画像 白黒の濃淡が明瞭であり霜降りが入っていない
図2 肥育後期の超音波画像 白黒の濃淡が不明瞭であり霜降りが入っている

現在取り組んでいる研究テーマ一覧

経産牛の効率的肥育技術
ワイン粕(ブドウ搾汁粕)の乾燥による飼料化の可能性
ブランド牛肉の高位安定化のために必要な要因の検討

関連産業分野 畜産, 食品, 社会システム
所属学会 日本畜産学会, 肉用牛研究会, 日本動物超音波技術研究会, 畜産システム研究会, 日本食肉研究会
学位 博士(農学)
資格 人工受精師(牛), エックス線作業主任者, 第一種衛生管理者
居室のある建物 総合研究棟1号館
メールアドレス tnade atmark obihiro.ac.jp

メッセージ

私はこれまでの国家公務員としての生産現場、北海道以外の地域の生産現場の情報などを活用し、肉用牛の飼養管理に関する教育・研究を行うことを考えています。肉用牛など家畜は遺伝的要因が重要と言われていますが、その遺伝的要因を100%発揮させるためにはその家畜にあった飼養管理を行う必要があります。また、最近の消費者の多様なニーズから霜降り牛肉だけでなく、経産牛などを用いた味わい深い牛肉生産も必要となっています。さらに、地域の未利用資源を飼料として有効利用することで地域の活性化、持続可能な畜産業、また資源の有効利用などストーリー性の高い牛肉生産を行うことを目指しています。