11月29日(火)~30日(水)の2日間、2022年度「HACCP・食品安全管理プログラム 第4回 内部監査研修」を対面方式で開催、7名が受講しました。
1日目は「内部監査の基礎・監査実習の準備」をテーマに、帯広畜産大学 通山志保客員教授から、内部監査を実施する側と受ける側の準備段階として事前に考えておくべきことについて説明がありました。内部監査は、自分の施設を再確認して自社のルールに基づいて現在行っていることが適正であるかを客観的に確認する場として重要な意味があること、さらに、実際にあった食品の事件・事故の例から、その原因と再発防止策等を学び、定期監視と北海道HACCP認証制度について再確認しました。
藤倉人材育成マネージャーからは、内部監査員に求められる個人的資質や知識・技能(力量)について、また、内部監査を円滑に行うためのコミュニケーションや面談のポイントついて説明がありました。内部監査を取り進める際の計画の作成と手順について説明を受けた後、演習を行い理解を深めました。
2日目は「内部監査の実習」をテーマに、本学の乳製品工場の定期内部監査にオブザーバーとして参加し、内部監査の実際を体験しました。研修の最後には理解度確認試験を行い、2日間の研修の修了者には修了証書が授与されました。
受講者からは「講義資料と現場の両方を実際に確認でき、他社の方の意見も聞けてとても勉強になった」、「実際に内部監査に参加して、学んだ知識が生きたものになった気がします」などの感想が寄せられました。
本学では今後も、HACCPシステム導入や従業員のHACCP教育を検討されている事業所等の支援となるよう研修を継続していきます。
内部監査の準備について~通山客員教授
内部監査の基本について~藤倉人材育成マネージャー
研修の様子
2日間の研修修了者に修了証書を授与