FSSC22000認証取得について
FSSC22000は食品衛生の管理手法であるHACCP(ハサップ)を発展させた世界中で注目されている食品安全システムの国際規格です。
「畜大牛乳」および「畜大アイスクリーム」を製造する乳製品工場は、その製造設備・製造技術・衛生管理が食品安全の厳しい基準を満たしているということで、2014年3月にISO(国際標準化機構)の審査・認証・登録機関からFSSC22000の認証を受けました。
ISO22000認証取得について
ISO22000は食品安全マネジメントシステムの国際標準規格で、食品製造業だけでなく「農場から食卓まで」の第一次生産者から最終消費者の口に入るまでのフードチェーンに関わる組織に対して、食の安全確保のために必要な事項を定めたものです。
畜産フィールド科学センター搾乳施設での体制整備を進め、外部コンサルタントの支援を受けず全て学内教職員と学生とでシステムの構築作業を行いました。2016年12 月に、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000:2005の審査に適合していることを証する登録証の交付を受けました。
食品安全方針について
食品安全方針
国立大学法人 北海道国立大学機構 帯広畜産大学畜産フィールド科学センターは「食を支え、くらしを守る」人材育成を通じて地域および国際社会に貢献します。消費者および農畜産業界の期待に応えるべく、関連する法律とお客様との契約事項を遵守し、必要な情報を適切かつ最善の方法で提供し、健全な牛群管理・良質な生乳生産・乳加工の厳密な工程管理を通して安全な製品作りを追求します。
1 食品安全を追及した製品を作ります。
・お客様の求める製品をお客様からのご意見・苦情などを通じて正確に把握します。
・微生物的・化学的・物理的危害の除去を徹底するため、危害リストの見直しを行い現状との差異を 是正します。
・整理・整頓・清掃・清潔の維持に努めます。
・施設・設備の保守管理を緻密にし、想定外の工程トラブル発生を低減させます。
・乳等省令に従った良質の原料乳を生産し、使用します。
・各種法令・規範に従った牛群管理を実施します。
2 食品安全を追及した製品を作る人を育てます。
・コミュニケーションを大切にし、報告・連絡・相談できる職員を育成します。
・それぞれの役割を把握し責任をもって、実践できる職員を育成します。
・食品安全マネジメントシステムを正しく理解し、実践できる職員を育成します。
・家畜の健康状態を把握し、異常に対応できる職員を育成します。
・施設・設備の保全技術に精通した職員を育成します。
2024年4月1日
帯広畜産大学
畜産フィールド科学センター長 田中 秀一