教育

馬を介在した教育支援

帯広畜産大学の獣畜融合教育

帯広畜産大学は全国唯一の国立農学系単科大学であり、学部学生は毎年250人、獣医学課程はうち40名の学生が入学します。共同獣医学課程として北海道大学との共同教育を実施し、国際的に比肩した獣医学教育の構築を目指すとともに米国トップクラスの農畜産系大学との教育研究の相互交流を実施し、獣畜融合教育を実践するナンバーワン・オンリーワン大学を目指しています。

全学農畜産実習

本学では、少人数制教育の利点を生かし畜産の意義および重要性を低学年のうちに身に着ける教育が実施されています。1年次前期の必修科目として「全学農畜産実習」を開講しており、この科目では実際に「作物栽培」「乳肉食品生産」「家畜管理」を通して「生命を育み・生命を食す」ことの大切さ、難しさ等を体験してもらうことで農畜産への幅広い興味や問題意識を育てることを目的としています。土壌改良、収穫、羊の毛刈り、搾乳実習、豚の肥育および屠畜、ソーセージ作り等、非常にユニークな実習が行われます。

馬を介在した教育

全学農畜産実習では、馬を用いて馬の管理および乗馬体験を実施し、新入生全員が馬の世話と乗馬を体験するようにしています。500kgを超える馬が人間と身近であることを身をもって理解させるという本学独自の教育活動となっています。

2・3年次の「家畜生産科学実習」の実習においては、馬の行動・管理等についての実習を行っています。また、2年次後期には15コマの「馬学総論」が開講されており、馬全般についての教育を実施しています。