理念
牛にやさしく、人にやさしく、地球にやさしく
私たちは、十勝の恵まれた自然環境を活かし、家畜福祉を重視した飼育管理によって食の安全を保障する動物性タンパク質の生産システムを土地ー作物ー家畜生産ー残渣の還元によるエネルギー循環の中で確立します。
設立目的
畜産フィールド科学センターは、酪農生産を中心に家畜・植物防疫研究室・馬介在活動室を有しています。
酪農では、乳牛約120頭(常時搾乳頭数45~50頭)を飼養し、搾乳は大学の非常勤職員として正式に雇用された学生サークル(うしぶ。)のメンバーが行い、ISO22000認証施設であるパーラーで1年間に約644トンの生乳を生産しています。生産された生乳は、国際標準の食品安全システムであるFSSC22000認証施設である乳製品工場で畜大牛乳や畜大アイスクリームに加工し学内外に販売しています。
これらの家畜の飼料として、牧草・トウモロコシを100haあまりの畑で栽培し粗飼料は完全自給しています。
馬介在活動室では馬35頭を飼育し、馬術部の課外活動や障がい者乗馬等の社会貢献活動、さらに乗馬実習等の教育に利用しています。
そして、これらの家畜と農作物を感染症から守るために家畜・植物防疫研究室では防疫にかかわる実践研究と教育を行っています。
また、キャンパス内に屠畜・解体施設を有しており、学内で飼育した牛や豚の屠畜・解体実習を通して食の安全教育にも取り組んでいます。