10月31日(月)~11月2日(水)の3日間、2022年度「HACCP・食品安全管理プログラム」の第3回「HACCPシステム構築3日間研修」を対面方式で開催しました。
1日目は、「HACCPの制度化と認証」をテーマに、帯広畜産大学窪田さと子准教授から、HACCPの制度化の内容と小規模事業者への対応について学びました。藤倉人材育成マネージャーからはHACCPシステムを導入する際の準備として、7原則12手順について説明がありました。さらに、製品説明書やフローダイヤグラムを作成する演習を行い理解を深めました。
2日目は、通山志保客員教授から「危害要因(ハザード)の理解」について、食品の製造・加工工程における生物的・化学的および物理的な危害要因を事前に正確に見つけ出し、対策を講じて排除し、安全な食品を提供するために必要な管理手段・防止対策等について学びました。さらに、最近の事故事例を基に、危害要因分析表を作成する演習を行い理解を深めました。
3日目は、危害要因分析からCCPの設定、許容限界(CL)の設定、モニタリングシステムの確立、是正処置の設定、検証方法の設定について学びました。
研修の最後には理解度確認試験を行い、3日間の研修の修了者には修了証書が授与されました。
本学では今後も、HACCPシステム導入や従業員のHACCP教育を検討されている事業所等の支援となるよう研修を継続していきます。
HACCPの制度化について~窪田准教授
危害要因の分析について~通山客員教授
HACCP構築7原則12手順について
~藤倉人材育成マネージャー
3日間の研修修了者に修了証書を授与