帯広畜産大学 産学連携センター

帯広畜産大学産学連携センターCenter for Industry-University Collaboration, Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine

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ニュース

2025年10月21日

令和7年度 帯広畜産大学 産学官金連携交流会“大人のオープンキャンパス”を開催

企業等集積プラットフォーム産学官金連携

9月29日(月)に、令和7年度 帯広畜産大学 産学官金連携交流会 “大人のオープンキャンパス”を開催しました。

今回は、企業等集積プラットフォーム会員の皆さまからの関心の高い「十勝における農産物の高付加価値化」をテーマに開催しました。とかち財団の共催と、帯広市の後援を受け、第1部の研究室訪問には10名、第2部の講演会には計141名(会場91名とオンライン50名)の皆様に、ご参加いただきました。

第1部

第1部の研究室訪問では、企業等集積プラットフォームの会員の希望者を対象に、グループごとの学内研究室訪問を実施しました。

①菅原研究室

菅原研究室の訪問では、菅原准教授による研究紹介が行われ、これまでの研究成果がスライドを用いて説明されました。さらに、今後取り組みたい研究テーマや課題についても参加者に紹介されました。

参加者からは、紹介スライドの内容に関する質問のほか、菅原研究室の学生が碧雲蔵で行っている「学生による酒造り」に対しても関心が寄せられ、具体的な醸造工程や工夫している点について活発な質疑応答が行われました。

参加者は、学生たちの取り組みや研究の具体的な成果を間近に知ることで、大学の教育・研究活動への理解を一層深めました。

②共同利用設備ステーション(福田教授)

共同利用設備ステーションの訪問では、福田教授による紹介が行われ、共用設備としての沿革や設置機器の規模、管理方法、運営状況について、装置の見学を交えながら参加者に詳しく説明されました。

特に、獣医・畜産学分野で利用される機器が多いこと、専門分野の機器を順次拡充していること、学内外の利用者に機器を開放していることに加え、実験室の外に持ち出して利用できる機器もあることなどが紹介されました。

また、参加者からは、学外企業による利用や運営状況などについて質問が寄せられました。

 

③草場研究室+畜産フィールド科学センター

草場研究室および畜産フィールド科学センターの訪問では、まず草場教授よりこれまでの研究内容の紹介や現在の取り組み状況などの説明を受けました。その後、田中畜産フィールド科学センター長も加わり、本学の牛舎やミルクパーラーなど、実際に牛を飼養して行われている教育・研究の現場を見学しました。

畜産フィールド科学センターの各施設は近年整備されたものが多く、参加者には本学OBも含まれていましたが、新設された牛舎や関連設備の充実ぶりに、教育・研究環境の進化を実感していただけました。

 

第2部

第2部の講演会では、6名の方にご講演いただきました。

基調講演: 「にほんの小麦と生きていく」
      山田 大樹氏(敷島製パン株式会社 マーケティング
             R&D本部 研究部 基礎研究グループ マネージャー)

山田氏は、Pascoと国産小麦の出会いや、超強力小麦「北海261号」を用いた試作パンの開発経緯を紹介しました。また、北海道の優良品種「ゆめちから」の登録、同品種を活用した製品、『ゆめちから』書籍の発刊や超熟パンへの配合などの取り組みも説明されました。さらに、帯広畜産大学との包括連携協定や高田教授との共同研究成果も紹介され、国産小麦の魅力や地域農業・食料自給率向上への貢献と産学連携の重要性が、参加者に伝わる内容となりました。

大学講演1: 「十勝における大麦栽培と大学パン工房を活用した加工品の可能性」
       高田 兼則 教授(生命・食料科学研究部門)

大麦の食物繊維や健康機能性を活かすため、粉としての利用方法や、もち性大麦品種「キラリモチ」をパンに利用する研究を紹介しました。「ゆめちから」に「キラリモチ」を20%配合したパンの断面比較や、炊き種への活用例も示されました。また、パンの固さや官能試験結果、アミノ酸含量の変化などの研究成果も報告されました。これらの取り組みは、大麦の食用利用拡大や地域資源を活かした食品開発への貢献が期待されます。

大学講演2: 「地域農産物の機能性評価と高付加価値化の取組み」
       渡辺 純 教授(生命・食料科学研究部門)       

渡辺教授は、発酵を活用した食資源の有効利用に関する研究を紹介しました。地域特産物のシーベリーと、低利用食品であるおからを対象に、それぞれの高付加価値化への取り組みについて説明しました。シーベリーについては、健康機能性の評価と発酵による嗜好性の向上に取り組んでいることを報告し、おからについては、発酵に適した乳酸菌の選抜と発酵を通じた機能性・保存性向上の取り組みを紹介しました。           

教員紹介フラッシュトーク:
  • 後藤達彦 准教授(グローバルアグロメディシン研究センター)

    「鶏卵の栄養成分評価」: 後藤准教授は、研究の背景を紹介し、多様なニワトリ品種の遺伝解析を通じて、形態や行動、卵に関与する遺伝子群の探索を進めていることを説明しました。さらに、使用する材料や方法を紹介し、これまでの研究成果や今後の展望についても報告されました。

  • 山下慎司 准教授(生命・食料科学研究部門)

    「油脂分析技術を基盤とした付加価値評価」: 植物素材を活用したω-3オイルの高付加価値化や酸化抑制について紹介しました。また、食品加工副産物に含まれる機能性油脂の探索や、スフィンゴ脂質による健康機能効果の作用機序の予測についても説明しました。

  • サマンティ ペルポラゲ助教(生命・食料科学研究部門)

    「デンプンの物理化学的特性や機能性の評価」: デンプンの分子構造の違いや、物理化学的特性、機能性への影響について説明し、デンプンの多様な性質と、それを活かした食品開発や機能性評価の重要性について紹介しました。

     
(写真左から順に:後藤准教授、山下准教授、サマンティ助教)

第3部:情報交換会

第3部の情報交換会は、今年も構内にある畜大生協前で行いました。講演会に参加された皆様の活発な意見交換が行われ、盛会のうちに終了しました。

     

 

交流会の参加アンケートでは、「教員紹介フラッシュトークの試みは良かったです」、「山田氏の報告はもう少し時間をかけて掘り下げてほしかった」、「研究内容は少し高度な印象を受けました」、「継続してください」、「酪農産物の高品質化のみならず、マーケティングやブランディング戦略などの商学的要素が必要不可欠と考えています」、「シーベリーの成分は『じゃばら』と似ていますね」など、たくさんのご意見とご要望をいただきました。今後も情報収集・意見交換の場として、次回のご参加をお待ちしております。

※今回のイベントの概要はこちら。

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