肉用牛の飼料や管理、成長、肉質・肉量の関係を超音波診断技術や血液成分を活用し一体的に検討し、その牛の能力を十分に発揮させる飼い方を見つけ出します。また、地域の使われていない資源を使って地域特産牛肉の生産を目指します。
肉用牛の飼料や管理、成長、肉質・肉量の関係を超音波診断技術や血液成分を活用し一体的に検討し、その牛の能力を十分に発揮させる飼い方を見つけ出します。また、地域の使われていない資源を使って地域特産牛肉の生産を目指します。
本学の動物・食品検査診断センターは、食品衛生検査の分野で国内唯一の大学内国際規格(ISO/IEC 17025認定)を取得しています。私達はこの検査精度の高い検査室を利用し、農畜産物の安全性をアピールすることで、国産食品の国際競争力強化に貢献したいと考えています。
乳酸菌は糖を代謝して乳酸を菌体外へ分泌する能力を持ちますが、その中には多くの糖を連結した「細胞外多糖」を生産する菌がいます。インドの伝統的発酵乳「ダヒ」などから発見されていて、様々な生理機能性や物性が期待されています。私達は細胞外多糖の化学構造や物性を明らかにし、乳酸菌の新たな利用技術を開発し、食品産業の振興に貢献したいと考えています。
2001年に施行された「情報公開法」によって、日本政府内部の文書が閲覧可能になり、それまで分からなかった省庁内部の動きを把握することが可能になり、政策過程が明らかになってきました。私の専門は、外交史料分析で、特に1960年代の日本とキューバの関係を物語る「砂糖外交」を研究しています。
「誰かに雇われて給与を得る」という働き方は、法的には「契約関係(雇用契約)」として成り立っています。「働くこと」に対する法の規律の歴史をたどると、人々の働き方やそれを取り巻く社会の移り変わりが読み解けます。こうした問題関心から、特に日本およびフランスにおける、近世以前の身分的な支配関係から近代の契約による雇用関係への移行について、法史学の観点から研究しています。また、現代の労働者の多様化と労働法の転換についても関心をもっています。
近年、農林水産業、食品産業を取り巻く経営環境が激変し、持続性を確保した経営の確立が急務です。そのため経営者の能力の定量的な測定方法、具体的な能力開発プロセス、客観的な評価基準などの解明が求められています。そこで私達は、産業や地域によって異なる経営者の特徴を比較し、総合的に考察することで優秀な経営者の指針を提示したいと考えています。
日々の食べ物が私達の口に入るまでにどのような環境負荷をかけているでしょうか。例えば、生産段階での動物の排泄物、加工段階での廃棄物、輸送や貯蔵に使うエネルギーなどがあげられます。また動物へのストレスの負荷、美しい農村景観の維持など、SDGsの解決に農畜産業は貢献できることがあり、私達は意識と経営の両面からこの課題に取り組んでいます。
農業経営は天候や災害、作物や家畜の病気といった自然環境のリスク、政策変更や価格変動、経営者の健康リスクなど様々なリスクに対処する“リスクマネージメント”の必要があります。私達は今の畜産業の経営に合った共済制度や保険制度の見直しを海外の事例などと比較しながら研究しています。