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「令和5年度 酪農生産衛生技術研修」を開催しました

8月28~30日の3日間,畜産フィールド科学センターにおいて「令和5年度 酪農生産衛生技術研修」を開催しました。

この研修は,酪農生産現場における技術・経営指導者の育成を図るため,酪農場における課題発見から改善までの手法を学び,持続的な酪農経営のサポートに必要なスキルを習得することを目的としています。

1日目は「アニマルウェルフェアとカウコンフォート」,「泌乳生理と正しい搾乳,乳房炎のコントロール」,2日目は「繁殖管理」と「飼料の評価,サイレージ調製」,3日目は「酪農経営の特徴,経営診断」,「乳牛の蹄病と跛行」,「乳検データを活用した飼養管理方法について」など,現場の事例を紹介しながら詳しい説明がありました。

以下,受講された皆さんから寄せられた感想の一部をご紹介します。
・酪農全般に関する知識を横断的に学習することができた。
・現場の事例を交えながらの研修で,営農指導に生かせるような知識が得られました。
・乳検データは一番簡単に得られ使えるデータなので自分も重要だと思っています。詳しく教えて頂けてよかったです。
・上級コースの研修会を是非やってほしいです。

本センターでは,新しくなった牛舎を活用し様々な研修を企画して行きますので,現場の技術向上に向けてご活用ください。

「乳房炎コントロールのための農場サーベイ」
ミルキングパーラー内での実習の様子
講師:草場信之准教授

「乳検データを活用した飼養管理方法について」講義の様子
講師:株式会社清流酪農サービス 海田佳宏氏