畜産フィールド科学センターにおいて、令和元年度生産獣医療技術研修の基礎コースを8月19日(月)~23日(金)、発展コースを9月2日(月)~6日(金)のそれぞれ5日間にわたり開催しました。
この事業は,平成19年度から平成21年度まで本学で開催された『文部科学省社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業』の研修プログラムを継続発展させて、平成22年度からは大学単独事業として開催しています。乳牛の飼料給与診断、乳用牛群検定成績の活用、代謝プロファイルテストの実務などの牛群検診技術に加え、酪農経営、動物福祉等生産現場で必要な技術、知識の習得による産業臨床獣医師の技術向上を目的としており、これまでに全国から550名を超える獣医師がこの研修を受講しています。
今年度も、全国各地の産業動物臨床獣医師58名が集まり、畜産フィールド科学センターのほか近隣の酪農家を訪れ、実学を重視した研修を行いました。
さらに希望者には、引き続きフォローアップ研修として、受講者自身が地元で牛群検診を実施し、大学がその診断をサポートすることを通して、牛群検診スキルの確実な習得を目指します。
受講生からは、「この研修で得た知識を活用し、今後の診療に活かして行きたい。」との感想が述べられ、充実した研修となりました。