研究シーズ

  • 15. 陸の豊かさも守ろう

樹上性小型哺乳類(モモンガリス類)天然林における資源利用性と系統地理生物地理学的研究

キーワード
森林性小型哺乳類樹上性小型哺乳類リス科齧歯類
研究者名 押田 龍夫
専門分野 哺乳類学系統地理学生物地理学
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研究内容の特徴

森林は、ヒトの生活においても重要です。樹上性リス科動物の生態および進化を調べることで哺乳類の森林適応を解明することを目標としています。

エゾモモンガを主な対象として、何を食べ、巣を造るためには何が必要であるかについて北海道の天然林を舞台に資源利用性に関する研究をしています。

また、リス科動物の進化・系統地理学に関する研究を行っており、多様な進化を遂げてきた東南アジア(主にベトナム・ミャンマー)をフィールドに、森林の変化がリス達にどのような影響を与えたのかを調べています。

これまでに、大河や山脈による地理的隔離がリス類の進化的歴史に影響を与えたことや、ベトナムの島嶼では新種のリスを発見し発表してきました。

技術アピール・マッチングニーズ

  • 北海道の天然林におけるエゾモモンガの資源利用性に関する研究
  • 北海道の天然林におけるエゾモモンガの繁殖生態学的研究
  • 北海道の天然林におけるヒメネズミの資源利用性に関する研究
  • インドシナ半島におけるリス科齧歯類の系統地理学的研究
  • リス科齧歯類の毛色変異に関する基礎生態学的研究

参考資料等

 

巣箱で捕獲されたエゾモモンガの幼獣。
巣箱内部には巣材が敷き詰められている。