研究シーズ

  • 2. 飢餓をゼロに
  • 3. 全ての人に健康と福祉を
  • 12. つくる責任つかう責任

持続可能な食品加工方法により、農産物の有益な機能性を維持強化する。

キーワード
馬鈴薯小豆澱粉加工機能性食品の開発
研究者名 サマンテイ・ペルポラゲ 助教
所属

研究域生命・食料科学研究部門/食品科学分野/食品機能学系

専門分野 食品加工技術機能性食品生物化学
メールアドレス

研究内容の特徴

農産物はそのまま、あるいは最小限の加工で消費されることもあれば、高度に加工された食品、あるいはその一部分として消費されることもあります。農産物が「適切で、栄養価が高く、安全な食品」に生まれ変わるかどうかは、それぞれの食品が本来持っている特性に左右されます。しかし、農場から食卓までの一連の流れにおけるポストハーベスト処理は、農産物の栄養的品質、ひいてはそこから生産される食品の品質を著しく損なう可能性があります。そこで私は、「適正で、栄養価が高く、安全な食料」を提供するために、日常食を構成する十勝の農業資源の機能性を高める持続可能な加工技術の研究を志しています。

技術アピール・マッチングニーズ

  1. ジャガイモシストセンチュウ抵抗性ジャガイモ品種の物理化学的特性および加工特性の地域差の評価
  2. 馬鈴薯澱粉のアミロペクチンに含まれるリン酸モノエステルの機能的重要性の解明

参考資料等

リン酸エステルはグルコースモノマーのC-6,C-3位に結合する。
きたひめデンプンはリンを多く含む傾向が認められた。
リンの含有量が多いほど、デンプンの機能的性質に影響を与えることが確認された。
粘度パラメータはリン含有量と有意な正の相関関係がある。