研究シーズ

  • 8. 働きがいも経済成長も
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 10. 人に国の不平等をなくそう

外国の法や歴史から多様な働き方の法制度を考える

キーワード
法の歴史フランス労働近代産業
研究者名 野原 香織 准教授
所属

研究域人間科学研究部門/人文社会学・言語科学分野/人文社会学・言語科学系

専門分野 法史学(法制史)労働法
メールアドレス

研究内容の特徴

日本およびフランスの近代以降の労働法の形成の過程を、立法や裁判記録、産業の雇用慣行などから歴史的に考察しています。

技術アピール・マッチングニーズ

わが国の労働法萌芽期に主要な近代産業の一つであった製糸・織物業の雇用契約を主に分析しています。また、中世以来、絹織物業で栄えたフランスのリヨンに留学し、当地の絹織物職人の雇用と法の発展を歴史文書から考察してきました。

今後は、北海道の産業の発展と労働環境を法的な観点から光をあてていきたいと思っています。

変革期にある現代の労働法のあり方を考えるうえで、異なる時代や異なる地域の事象を検証し、比較することは、有益だと考えています。       

参考資料等

 

「絹の街」と呼ばれるリヨンの街並み絹織物職人たちの工房だった建物がいまも残っている