研究シーズ

  • 2. 飢餓をゼロに
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12. つくる責任つかう責任

ウシ繁殖効率の改善を目指した繁殖生理の理解

キーワード
卵巣生理(卵胞、黄体)定時授精法繁殖障害
研究者名 松井 基純 教授
所属

研究域獣医学研究部門/臨床獣医学分野/産業動物獣医療学系

動物医療センター/産業動物診療科

獣医学教育国際認証推進室/スタッフ

別科/別科主任

高度人材共創センター獣医分野推進室長

専門分野 繁殖生理学臨床繁殖学

研究内容の特徴

【目的】ウシの繁殖効率改善へ貢献できる知見を得るための研究を行っています。

【特徴】ウシが妊娠するまでに何が起こっているのか?また、どうすれば効率良く妊娠するか?を明らかにし、牛の繁殖における問題に、どの様な生理的異常が関与しているのか、また、その異常に対し、どのような対策(治療など)が有効なのか、など、生理学的な観点から課題にアプローチする事を重視しています。

技術アピール・マッチングニーズ

  1. 繁殖生理に基づく繁殖技術・治療法の開発:ホルモン測定、詳細な画像解析などを併用し、臨床現場で生じている問題の病態生理を理解し、対処する技術開発を行います。 
  2. 臨床現場での実践的な繁殖技術の開発:地域農家と連携した診療活動(繁殖検診など)や地域で繁殖に携わる技術者との情報交換により、臨床現場の課題を理解し、対応できる実践的な技術開発に取り組んでいます。

参考資料等

定時授精のためのホルモン処置は処置開  始に適した時期がある
発情周期の予想ができれば定時授精の効 率改善が期待できる
卵巣内には発育中の卵胞(黄色)と退縮す る卵胞(灰色)が存在
卵巣内の10mm以上の卵胞の個数で発情 周期の予想が可能